地盤問題
- 不同沈下
- 擁壁の下の地盤が均等に沈下せず、一部だけ沈むことで傾く。
- 地盤の弱さ
- 軟弱な地盤の上に擁壁を施工すると、時間とともに沈下や変形が発生する。

擁壁の補修・改修 / 協和ハウス
隙間を埋めても、また広がる。
そんな擁壁の状態を確認し、
現場に合う補修・改修をご案内します。
据え直しの実例を、施工前から完成までの写真で解説。
現地確認・お見積り無料
01 / 擁壁の症状と原因
擁壁は、高低差のある土地で土を支える壁です。表面の傷みだけでなく、地盤・排水・擁壁全体の状態を確認します。
こんな症状はありませんか




地盤の沈下や排水不良のほか、施工不良・材料の劣化・自然災害・周囲の工事などが関係します。原因と擁壁全体の状態を確認し、必要な対策を検討します。
必要な対策は、擁壁の構造や変形の原因によって異なります。表面の補修だけでよいと決めず、まず現状を確認することが大切です。
擁壁(ようへき)とは、高低差のある地面に設けられる壁のことで、斜面の土砂が崩れ落ちるのを防ぐために造られる構造物のことです。
安息角(土が崩れないで安定するときの斜面の角度)を超えて家を建てる時には、安息角の外側(がけ附近)の家が、がけ崩れで家ごと流されてしまわないよう、擁壁を設ける必要があります。
擁壁は、地盤問題や排水不良・経年劣化により、土や水の圧力に耐えられない場合、ずれ動いて傾きやひび割れ・ふくらみが発生してしまうことがあります。
擁壁に傾き・ひび割れ・ずれが発生する原因は自然災害・地盤問題・排水不良・施工不良・材料劣化などが原因となります。擁壁の耐用年数は約20~50年といわれていますが、20年経過していなくても、傾きやひび割れ・ずれていたりふくれていたりしている場合は、メンテナンスが必要です。
02 / 放置による危険と責任


擁壁のひび割れ・損傷のイメージ

傾きやずれを放置しても、原因の解消にはなりません。ひび割れだけで危険度を決めず、地盤や排水の状態も合わせて確認します。
経年劣化や地盤の問題、施工不良などで不安定になった擁壁は、地震による倒壊の危険性が高くなります。倒壊すると、隣家や通行人に被害が及ぶおそれがあるため危険です。
擁壁の上のブロック塀が傾いている場合も、塀と擁壁の両方の確認が必要です。
擁壁や塀の設置・管理に不備があり、それが原因で人や物に被害を与えた場合、占有者や所有者が損害賠償責任を負うことがあります。民法717条に定められた「工作物責任」です。
現地確認・お見積り無料。状態を確認し、必要な補修・改修をご案内します。
03 / 補修か、作り直しか
同じひび割れでも、表面の傷みと、地盤や排水による変形では工事が変わります。ひび割れの幅だけで工法は決められません。状態と原因を見て、方法を選びます。

表面の補修

補強・排水の改善

据え直し・作り直し
国土交通省の「我が家の擁壁チェックシート(案)」は、住民が擁壁のおおまかな危険度を確かめるための資料です。水抜き穴や水のしみ出し、ひび割れ・ずれ・ふくらみ・傾きを点数にして、総合で評価します。
| 目地のずれ・開き | 評価の点数 |
|---|---|
| 5mm未満 | 低 |
| 5mm〜2cm未満 | 中 |
| 2cm以上 | 高 |
点数が高いほど、危険側の評価です。傾きは「わずかに前傾」「全体が明らかに前傾」「途中に折損」の段階で評価します。やや不安定・危険性が高いと判定された場合、チェックシートは自治体への相談をすすめています。
同じ「ひび割れ」でも、表面の傷みと、地盤や排水の問題による変形では検討する対策が異なります。ひび割れの幅だけで安全性や工法を決めることはできません。
位置・広がり方・発生時期に加え、傾きやずれがないかを確認します。
隙間を埋めるだけで済ませず、地盤・排水・周囲の建物なども含めて改修方法を検討します。
排水の状態を確認します。擁壁の水漏れ・排水の施工例もご覧ください。
塀と、その下の擁壁を分けて確認します。擁壁上のブロック塀改修はこちらです。
擁壁の状態によって、補修・補強・据え直し・造り替えなどの選択肢を検討します。すべての現場で同じ方法が使えるわけではありません。
国土交通省のチェックシートでは、空石積み擁壁・増積み擁壁・二段擁壁・張出し床版付擁壁は、本来、宅地の擁壁として適さない形式とされ、変状がなくても専門家への相談がすすめられています。高さ1m以下の擁壁は、チェックの対象外です。
擁壁の健全度を判定し、補修・補強などの対策を検討するための公的資料です。
04 / 擁壁の傾きを確認
垂直に垂らした糸で垂直方向の傾きを、レーザーで水平をとった後に糸を水平に張り、水平方向の傾きを測定します。
現地調査・測定は無料で行っておりますので、お気軽にお申し付けください!


垂直に下ろした糸と、擁壁の上下の距離を比較。
水平に張った糸と、擁壁上部の距離を比較。
数値は掲載現場の測定結果で、安全性を判断する基準ではありません。傾いた擁壁の近くでの採寸は危険を伴うため、現地調査をご相談ください。
05 / 費用と施工期間
擁壁の大きさだけでなく、掘削・撤去の範囲や、重機が入れるかどうかで変わります。
10〜30日が目安
掲載のさいたま市・水戸市の擁壁改修は、どちらも23日。施工範囲・搬入条件・天候で変わります。
掲載現場では隣地の所有者から敷地使用の許可をいただき、鉄板を敷いて重機を入れました。
現地確認・お見積り無料
擁壁の高さ・長さ・構造
掘削・撤去の範囲
重機・車両の搬入経路
地盤・排水の対策と復旧金額と工事内容をお見積りで確認してから、施工をご検討いただけます。
10〜30日
擁壁の施工範囲や規模、搬入条件、天候などによって施工期間が変動します。
2〜3人

擁壁のひび割れ・傾き・ずれ補修工事は非常に困難な作業ですので、プロにお任せください。
現地で次の条件を確認し、必要な工事の範囲を整理して見積りをご提示します。
06 / 写真で見る6つの施工手順
隙間を埋めても傾き・ずれが進んだL型擁壁の改修例です。破損のない擁壁を再利用し、地盤と高さを整えて据え直しました。フェンスも補修して取り付け直し、傾きを改修した現場です。

STEP 01 / 工程(1)〜(2)
下げ振りで擁壁の上と下の距離を測ると、上5cm・下9cmで約4cmの傾き。水平に張った糸では、南北で2.2cmの差がありました。
お客様がご自身で隙間を埋めた跡もありましたが、ずれは進んでいました。
この工事について相談する
STEP 02 / 工程(3)〜(6)
隣の敷地に鉄板を敷いて重機を入れ、ミニユンボと手作業で掘削。L型擁壁の底版にかかる勝手口の階段は、ご相談のうえ解体しました。
L型擁壁は、家側に曲がった底版の上に土が載っています。据え直すには底版まで露出させます。
この工事について相談する
STEP 03 / 工程(7)〜(9)
コーナーで重なっていた高さ1500と1700のL型擁壁を撤去。打ち込まれていたコンクリートをはつり、擁壁本体を取り出しました。
擁壁に破損がなくきれいな状態だったため、既存の擁壁を再利用しました。
この工事について相談する
STEP 04 / 工程(10)
擁壁を外すと、地震が原因で地盤が沈下していました。コンクリートを打ち込み、擁壁を載せる高さのレベルを整えます。
安定した基礎で荷重を均等に地盤へ伝え、沈下や傾きのリスクを減らします。
この工事について相談する
STEP 05 / 工程(11)〜(12)
固まったコンクリートの上にL型擁壁を設置し、擁壁同士を金具で連結。背後の土圧を擁壁全体で受け止めます。
連結することで、擁壁が1枚ずつ独立して動くのを防ぎます。
この工事について相談する
STEP 06 / 工程(13)〜(15)
掘削した土を戻し、ブロックを組んでフェンスの支柱を設置。ご要望で既存のフェンスを補修して取り付け直し、勝手口の階段もコンクリートで造り直しました。
擁壁の傾きや撤去時に歪んだ部分は、補修してから再び設置しています。
この工事について相談するこの現場の改修内容
隙間を埋めた後もずれが進んでいたため、壁を一旦撤去して改修しました。状態の良い擁壁を再利用し、ブロック・フェンス・階段まで復旧した工事の流れです。

STEP 01
隙間を補修してもずれが進んでいた現場です。下げ振りの糸と擁壁の距離は上部5cm・下部9cmで、差は約4cm。水平に張った糸との距離は南側2cm・北側4.2cmで、2.2cmの差を確認しました。

STEP 02
隣地の使用許可を得て、敷き鉄板で養生。ミニユンボと手作業で擁壁を掘り出しました。L型擁壁の底版まで露出させるため、作業範囲にかかる勝手口の階段は、お客様と相談のうえ撤去しました。

STEP 03
角で重なっていた、高さの異なる2枚のL型擁壁を撤去。底版に打ち込まれたコンクリートも取り除きました。取り出した擁壁に破損が見られなかったため、この現場では既存の擁壁を再利用しました。

STEP 04
擁壁を外した後、地盤の沈下を確認しました。そのまま擁壁を戻さず、コンクリートを打ち込んで設置する高さを調整。擁壁を支える部分を整えてから、再設置へ進みました。

STEP 05
高さを調整したコンクリートが固まってから、L型擁壁を設置しました。擁壁が1枚ずつ独立して動かないよう、隣り合う部材を金具で連結。壁全体が一体となるように施工しました。

STEP 06
土を埋め戻し、擁壁の上にブロックとフェンス支柱を設置。ご要望に合わせて既存フェンスを補修して取り付け直しました。撤去した勝手口の階段もコンクリートで造り直し、工事完了です。
測定値はこの現場の記録で、安全性を判断する基準ではありません。既存擁壁の再利用や、掘削・撤去の範囲は現地の状態に合わせて検討します。傾いた擁壁にはご自身で近づかず、現地調査をご相談ください。
07 / ビフォーアフター
L型擁壁を撤去して地盤を整え、据え直して金具で連結。擁壁の上にフェンスを付け直しました。




施工前の状態
土留め擁壁のひび割れ・傾き補修工事のビフォーアフターです。既存の擁壁は傾きやずれが発生して、既存のブロックやフェンスは歪んでしまっている状態でした。
今回は、土留め擁壁自体の経年劣化もありましたが、地震による土圧が原因で擁壁が傾いてしまい、隙間が発生しだんだんと擁壁がずれていき補修では対処できなくなった状態でした。
今回行った改修
L型プレキャストコンクリート擁壁を一旦撤去して地盤を整えた後に、再度L型プレキャストコンクリート擁壁を設置・金具で接続して、既存フェンスを補修して擁壁の上に取り付け直しました。
ビフォーアフターをみると既存の擁壁やフェンスブロックの傾きが解消されているのが分かります。
以上が「土留め擁壁の傾き・ひび割れ改修工事」となります。
08 / 協和ハウスの施工事例
傾き・ずれの改修から、ひび割れの補強まで。詳しい施工写真は、各事例でご覧いただけます。

埼玉県さいたま市 M様
「実家の擁壁に傾きがある」とホームページからご相談。既存ブロックを解体し、鉄筋敷設・L型擁壁・フェンスの設置を施工しました。
施工写真を見る ↗
埼玉県川口市 M様
隣地・水路の所有者と相談し、再び傾かないよう水路側に土を盛って施工。
施工写真を見る ↗
茨城県水戸市 T様
隣家との境界で傾いた擁壁ブロックを解体し、鉄筋を組んで新設。
施工写真を見る ↗
埼玉県入間市 H様
擁壁の上に建つ地下車庫の割れを、タックダインとアラミド繊維で補強。
施工写真を見る ↗工期はそれぞれの現場での実績です。擁壁の大きさ・撤去の範囲・搬入条件などにより異なります。掲載事例の所在地は、埼玉県さいたま市・川口市・入間市、茨城県水戸市です。
09 / よくある質問
隙間の補修、傾きの目安、費用と工期。
ご相談の前に、ご確認いただけます。

ひび割れの原因と擁壁全体の状態によります。傾き・ずれ・ふくらみを伴う場合は、表面の隙間を埋めるだけでは原因への対策にならないことがあります。現地で地盤や排水、周囲の状況を確認し、補修・補強・改修の方法を検討します。
擁壁の種類や高さ、背後の土や建物、傾きが進んでいるかどうかで判断が変わるため、数値だけで「大丈夫」とは言えません。国土交通省の「我が家の擁壁チェックシート(案)」でも、傾きは「わずかに前傾している」「全体が明らかに前傾している」などの段階で見て、目地のずれ・開きや水抜き穴の状態と合わせて総合的に評価します。フェンスやブロックが歪んできた、隙間が広がってきたなどの変化がある場合は、点検をご相談ください。
表面の隙間を埋めても、ずれの原因(地盤の沈下や排水の不良など)が残っていると、再び隙間が開くことがあります。このページの現場でも、お客様がご自身で隙間を補修した後もずれが進み、擁壁の据え直しが必要になりました。傾いた擁壁の近くでの作業は危険なため、まずは安全な場所から分かる範囲で状態をお知らせください。
必ずしもすべて造り替えるとは限りません。このページでは、既存のL型擁壁を一度撤去し、地盤と高さを整えて据え直した施工例を紹介しています。ただし、再利用できるかどうかは既存擁壁の状態と現地条件によるため、写真や電話だけでは確定できません。
擁壁の高さ・長さ・構造、撤去や掘削の範囲、残土の搬出、重機の搬入経路、排水への対策、フェンスや階段の復旧などによって変わります。協和ハウスでは現地確認後に見積りをご提示します。
このページで紹介するような改修工事は10〜30日が目安です。掲載しているさいたま市の擁壁改修事例は23日でした。工事範囲、搬入条件、天候などで変わるため、個別の予定は現地確認後にご案内します。
現地確認・お見積りは無料で対応しています。所在地と気になっている症状をお知らせください。対応の可否や訪問日程を確認し、工事内容と費用をご提示します。見積りをご覧になってから施工をご検討いただけます。
10 / 無料の現地確認・お見積り
補修か作り直しか決まっていなくても、ご相談ください。現地の状態とご希望を伺い、工事内容と費用をご案内します。
擁壁の補修・修理のご相談は、所在地と気になる症状をお知らせください。種類・おおよその高さ・搬入経路も、分かる範囲で伺います。
正確な寸法や図面がなくても大丈夫です。
土留め擁壁の傾き・ひび割れ改修工事にかかる費用は、現地の状況や施工範囲で変わりますが、一度現地を確認させていただけると御見積りご提示可能です。
現地確認・御見積りは無料で対応しておりますので、御見積りで費用を確認してから、予算内の施工可能でメリットがあれば擁壁補修の施工を検討する。メリットを感じられない場合や、費用面で都合が合わない場合は検討を改める。といった流れがおすすめです。
擁壁のひび割れや傾きでお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
株式会社協和ハウス(埼玉県さいたま市)/会社概要
埼玉県を中心に、東京・神奈川・千葉・茨城・栃木・群馬に対応。詳しい対応エリアを見る
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工事を決める前のご相談で大丈夫です。
見積りを確認してから、ご検討いただけます。